出産はゴールじゃない!産後がんばるために準備をしておこう!
出産後、生まれたての赤ちゃんを、目に涙を浮かべながら抱くって幸せなイメージが沸きますよね?私もそんな風なイメージでした。
一分一秒でもはやく、おなかの愛しい子と会いたいなーって、毎日ワクワクドキドキしていた妊婦の1人でした。
この時の私はどれほど育児が大変かを想像も出来ていなかったんです^^;
もくじ
子育てのストレスで産後うつになる人は意外と多い?
出産も産後も、予想外の連続です(笑)
私の場合、第1子の出産時は分娩台ではなく、自分に楽な姿勢で出産ができるフリースタイル出産を実施している病院を選んでいました。
ところが、予定日に問題が起きました。急遽全身麻酔の緊急帝王切開になってしまったんです。
希望していたナチュラルバースとは正反対。
術後、麻酔が覚めて、すぐ思ったことは、「赤ちゃんは無事かな?」ってことより「ナニコレ!?お腹がめっちゃ痛い!動けない!」でした。
(目覚めからの第一声は「痛い…痛過ぎる!」でした)
今まで一度も手術をしたことが無く、経験した怪我と言えば、足のねんざレベルだった私には、お腹を切る帝王切開はキツ過ぎました。
子どもの誕生を喜ぶ余裕なんて無し。ただただ痛いだけ。
麻酔から覚めたばかりでぼんやりしている頭と、おなかの痛みでフラフラな所に助産師さんに手渡された我が子…。
かわいい!嬉しい!でもでも、痛いーーーーー!!
おなかの痛みで寝返りを打つこともできない状態でも、容赦なく、授乳させにくる助産師さん。
初乳をできるだけ多く赤ちゃんに飲ませてあげるために、助産師さんが頑張ってくれていたのだけれど、当時は、なんでこんなに助産師さんSなの!って思ってました。
おなかの痛みがツラく、産後1日目は、ほとんど一睡もできず。
痛みが落ち着いてきた2日目3日目は、3時間おきに授乳室に通う以外は、助産師さんが子どものお世話をしてくれたので、2時間ほどまとめて寝れたりしました。
そして4日目で始まった母子同室。
ほとんど、寝れない…。赤ちゃんはよく泣いて、寝なくて、オムツ取り替えて、授乳して、泣きやんで寝るまでずーーーーーーっと抱っこして、やっと寝たと思ってベットに置いたらまた泣いて…の繰り返し。
それでも入院していた間は、助産師さんのサポートもあったから、なんとかやっていけたんだと、退院後に分かりました。
子育てのストレスでうつ!?自宅に戻ると始まるワンオペ育児
退院後、自宅に戻って、久しぶりの我が家~!
もちろん満喫する間もなく、大泣きする赤ちゃんのお世話にいっぱいいっぱいの毎日。
仕事が忙しい夫には、買い物だけお願いして、子どもが寝た隙を狙って、洗濯したり、ごはんを作ったりしようと頑張っていました。
でも、新生児がこんなにもよく泣いて、全然寝てくれないって、分かってなかったのです。
1時間もまとめて寝れない日が続き、家に戻ってから2週間ほど経ったころには、私も毎日、泣いてしまっていました。
なんで寝てくれないの?
なんで泣きやまないの?
なにをして欲しいの?
私の何が悪いの?
子育てのストレスでうつになる方の気持ちが痛いほどわかりました。
いま思えば、完璧な「産後うつ」だったと思います。
抱っこで腕の中にいる赤ちゃんは愛おしいけど、泣きやまなくて、布団に投げつけたくなってしまい、そんな風に思ってしまう弱い自分に、さらに落ち込む。
ダメなママでごめんね、ごめんねって言いながら泣き続けていました。
子育てのストレスでうつになりそう。ヤバいと思った私は…
◆実母の助けに救われる
「もう限界!」と思い、実母に泣きながら電話を入れたら、飛んで来てくれました。
授乳以外は全部やってあげるから、まずは休みなさいと言われ、赤ちゃんと離れた部屋で久しぶりにひとりで寝たら、すぐに深い眠りに落ちて、ほんの数時間だけだったのに、とても身体がすっきりしたのを覚えています。きっと疲れすぎていたんだと思います。
実母も忙しいので、あまり頼らないように…と思っていたけれど、無理をし過ぎてママがダメになってしまったら、誰が赤ちゃんを育てられるの?
毎日ずっとは難しいけど、しんどい時は手伝うから、呼びなさい。
そう、実母に言われて、救われました。
自分ひとりでも赤ちゃんの世話はできると出産前は思っていたけれど、
産後は肉体的にも精神的にも想像以上にきつくて、ひとりで抱え込まずに助けを求めることって大事だなと思ったのでした。
実母の助けもあり、無事に新生児期を乗り切っても、第1子はなかなかまとまって寝ない子だったので、3時間まとめて寝れたらラッキーという状況が2歳近くまで続いたのでした。
子育てのストレスでうつにならないために無理はしないで
◆無理はダメ!サポートをお願いしよう!
第1子の出産・産後は大変な経験をしたので、第2子出産の時は前もって実母や義母に手伝いをお願いしたり、ファミリーサポート(地域の子育てサポート事業)に登録したりと準備万端で出産に臨みました。
そのおかげで第2子の出産・産後はびっくりするほどスムーズでした。
もちろん、新生児のお世話は楽じゃなくて、寝不足な時もあったけど、しんどい時はお願いしても良いって状況にあると、赤ちゃんとの生活を楽しむ余裕も生まれて、気分が落ち込んだり、産後うつになることはなかったです。
第1子の時はなんであんなに自分を追い込んでいたんだろう?なんで全部を自分でやろうって思い込んでたんだろう?
弱かったんだなと実感します。
産後も育児はずーっと続きます。
無理を続けて、ママが倒れちゃったら、たいへん!
助けてもらうことはダメじゃないです。
パパでも、実母でも、義母でも、誰でも、サポートしてくれる人を見つけておくことは、大事な出産準備なのですよね。