10月から3月頃が旬の大根。
冬場は寒さで甘さがぐんと増し、おでんに、ブリ大根に、肉じゃが。
うふふふ、本当に大根って美味しいですよね!
大根には様々な効果があるので、冬にはうってつけです^^
でも…1本買ってもなかなか使い切れないという人いるのでは?
大丈夫!簡単な保存方法を知って、和食でも洋食でも、いろいろな料理に使える大根を、上手に活用しましょう!
もくじ
大根の保存方法!冷凍する前にやっておきたい下準備
葉付き大根の保存の場合は、葉がついたままだと、栄養分が葉にとられていくので、そのまま保存するのではなく、葉や茎は切り分けましょう。
収穫前と同じ状態にして保存してあげると、長持ちします。
大根は土の中では、立った状態で育っているので、冷蔵庫にも立たせて保存してください。とはいえ、1本丸ごとは立たせられないですよね。
野菜室に立てて入れられるサイズに切り分けて、切り口と全体をしっかりとラップに包んでから、保存してください。
常温で保存する時は、新聞紙で包んで冷暗所に置いておくのがおすすめです。新聞紙を霧吹きで軽く水に濡らしておくと、より効果的ですよ。
大根の保存方法で一番気になる「冷凍保存」のコツ!
大根は冷凍保存ができます。
冷凍保存する時は、冷凍したまますぐ調理が出来るように、大根を洗って皮をむいて、いちょう切りやたんざく切りなど、使いやすい形に切ってから、冷凍保存袋へ。
下茹でしてから冷凍すると、より味や色の変化をおさえることもできます。
冷凍庫の中でも、食材は空気に触れると劣化しやすくなってしまうので、
できるだけ空気を抜いて、密閉するようにして下さい。
金属のバットに、薄く平らになるように並べて置くと、速く冷凍できて、大根の劣化が防げますし、凍っても塊りが小さく、必要な分だけ取って使えるようになります。
おでん用など、少し大きめに切った時は、できればひとつずつラップにくるんでから、冷凍保存袋に入れて冷凍してください。
上手に冷凍保存ができれば、1か月ほど長期保存も可能です。
使う時は、自然解凍でも、凍ったまま鍋に入れてもOKです。
大根おろしを保存する方法ってあるの?冷凍ってアリ?
生の大根をおろしたら、小分けにして冷凍しましょう。
ラップで小分けにして、保存袋で密閉したり、製氷皿を使って、キューブ状に保存したり。必要なサイズに合わせて冷凍方法を変えてください。
私は、少し大きめの保存袋に直接大根おろしを入れて、金属のバットに平らにして冷凍して、少し経ってまだ完全に凍っていないところで、菜箸で1回分になるように区切りをつけて分けてから、再度冷凍しています。
大根おろしをレンジなどで温めると、ビタミンCなどの栄養素が壊れてしまうので、必ず自然解凍で。
室温や、冷蔵庫でゆっくりと解凍してくださいね。
大根の保存後に一番いい料理方法は?冷凍大根は●●がうますぎ!
冷凍した大根は、シャキッと感が無くなってしまうので、サラダなどの生で食べる料理には向かないのですが、煮物には最適なんです。
大根の煮物って、下ゆでをしたり、長時間煮込まないと味がしみないイメージがありますよね。
冷凍した大根は内側の水分が凍って、細胞壁が壊れるため、柔らかくなり、短時間で煮汁が中まで味がしみ込みやすくなるのです。
下ゆでする必要もなくなり、かなりの時短にもなります。
おでんやブリ大根、ふろふき大根等の定番の煮物の他に、「冷凍大根」でレシピを検索すると、美味しいそうな写真がいっぱい出てくるので、どれを作ろうか迷ってしまうくらいです。
冷凍大根は煮物に向いているのですが、生から調理した時とは、ちょっと食感が変わってしまいます。
もし、食感が気になる人は、調味料液に漬けて冷凍するのもオススメです。
砂糖やしょうゆやみりんなど、お好みの煮物の調味料と一緒に、カットした大根がまんべんなく浸かるようにして密閉させて、冷凍してください。
そうすると、調味料の影響で大根の細胞が壊れるのを防ぐことができますし、凍った調味料液ごと調理できるので、楽チン調理時間の短縮にもなります。
大根をひと手間かけた保存方法で冷凍すると驚きの結果に?!
大根は干してから冷凍すると、また違った歯ごたえになります。
ちょっと厚めに切った大根を1日天日干しして、軽い乾燥状態(セミドライ)にしてから冷凍してみてください。
天日干しで味が凝縮されて、うま味が増えた上に、冷凍することで煮汁もしっかりしみるようになります。
ただ冷凍するよりも少し歯ごたえのある干し大根ならではの風味が味わえます。
ひと手間かけることで、いつもの大根の煮物がいっそう美味しくなるので、ぜひお試しください。
大根は正しい保存方法で冷凍して楽チン美味しくいただこう!
いかがでしたか?
私は大根を1本買ったら、その日に使う分以外は、おでん用やみそ汁用に切ったり、おろして大根おろしにしたりと、いつでも使える状態にして冷凍しちゃうのがオススメです。
使いかけで放置してしまうと、切り口から水分が抜けてぱさぱさになったり、しわしわにしなびてしまいます。
食べられないわけではないけど、せっかくの栄養も失われてしまうので、
できるだけ早めに処理をして、長く美味しく食べていきましょう!