子育ての悩みはつきませんね。
多いのが、子供を叱っているつもりでも、つい感情的になって、叱ってるのか、怒ってるのか?わからなくなってしまうこと。
ママの方がギャーギャー喚いていて、子どもがポカーンとしている状況に経験はありませんか?
そこで今回は、やってはいけない叱り方について、考えさせられた経験と
どんな風に叱ればいいのかを記載したいと思います。
もくじ
子育ては叱り方で決まる!?子供の声に耳を傾けてますか?
子供って色んな事をしでかしてくれますよね。
何だかいつも私は、ガミガミしているなーなんて思ってるママも多いのでは?
私もしつけは厳しくしておいた方がいいと思っているので、子供に対しては、説教が多かった派なんですが、「あ、これは子供の気持ちを聞かないとまずい!!」と思った経験があります。
それは子供が小学3年の頃、塾の科目を1教科追加した時の事です。
国語は1年の時からやっていたのですが、一応、子供と相談して算数を追加したんです。
3か月後、塾の親面談があった時に先生から「H君はプリント5枚渡してあるのに、3枚しか返ってこないんですけど、お母さんわかります?」と聞かれました。
不思議に思った私は家に帰り、プリント置き場を探してみました。
すると、国語のプリントの間に、答えの書かれていない算数のプリントがワンサカ出てきたんです。
「あらー!これはまずい、子供がかえってきてじっくり聞かないと」と私はやけに冷静になったんです。
で、子供が帰ってきてから「座ってくれる?」と言い、私も座りプリントの束を見たとたん、子供が泣き出したんです。
「ごめんなさい。お母さん、僕は算数はやりたくないんだよ。先生は出来るから5枚っていって渡されるけど、出来ないんだよー。」としゃくりあげて泣き始めたんです。
「やめたいの?」って聞くと「うん」と言ったので、嫌がってまでやらせる事ないなと思い、「国語もやめたいのでは?」と聞くと、「国語は物語も色んな他の事も書いてあるから面白いからやりたい」といったので、「わかった、じゃあ算数の事は先生に言うから安心してね」というと、子供も楽になったのか、おやつを食べにいきました。
いつもの私なら頭ごなしに怒っていたかもしれませんが、その時私が考えたのは自分が子供ならどうだろうという事。
それと、あの子がこんなにプリントを隠していたのは、何か理由があるはずだという勘でした。
ズルや隠し事をする子になってしまっては、これから先よくないと思った私は、その後先生に話して本人の希望通りにしました。
子育ての叱り方で絶対にやってはいけない悪い例
やってはいけない叱り方をいくつかまとめてみます。
・子供がどうしてそれをしたのか?子供の言い分を聞かず一方的に言う
・感情的になって頭ごなしに怒鳴る
・1つの行為だけでなく子供を全否定するような叱り方をする
・子供を追い詰め逃げ場をなくすような言い方をする
・子供にいつも言い聞かせている事と違うような言い方をする
・自分が疲れているからといって、感情的に叱ってしまう
・両親そろって叱ってしまう(子供の逃げ場がなくなってしまう)
・くどくど同じ事を叱る
どうですか?1度でもこんな叱り方をした事ありませんか?
私も、やってはいけない叱り方をさんざんやっていました。
子供を叱るときはどうしても感情的になってしまいがちですが、頭に血がのぼりそうになったら一度深呼吸して、冷静になってから子供の言い分を聞いたり、こちらの思いを伝えてみましょう。
たとえ小さな子供でも一人の人間です。
なぜいけないのか?どうしてこんな事をしたのか?
「怒る」のではなく「叱る」ことを心がけて、子供と向き合えばきっとわかってくれるはずです。
子育ては叱り方しだいで子供との信頼関係を構築できる!
大人だって子供の時代もあったのに、大人になってしまうと、当時を忘れてしまうものです。
そして何より自分の子供ではあっても、自分とは違う人間だってことを常に意識しなければいけません。
つい忘れがちになるんですよね。
子供が叱られても自分が受け入れられていると感じていれば、自分を否定する事もなく、隠し事をする事もなく自分の意見を言ってくる気がします。
現にこれを境に徐々に嫌な事は「NO」と言える子供に成長して、今は社会人となった息子から、私は色々な事を学んだような気がします。
子供も初めての経験かもしれないけれど、親だって初めての経験です。
失敗も多くあるけれど、その中から学んでいくわけなんですよね。
子育てのマニュアル本も沢山出ているけれども、1人1人違うわけですから。
結局、叱り方もその子にあった叱り方をするのがいいわけで、それって親子の間で長年かけてわかっていくもんじゃないかな?と思います。
もしもプリントの件で私が頭ごなしに叱っていたら(というか怒っていたら)、子供は泣くだけで、自分の本当の気持ちを言わなかったかもしれないし、次に何か困ったことがあっても「お母さんに言うと怒られるから、何とかして隠さなければ」と思って、そういう行動をとっていたでしょう。
叱り方で親子の信頼関係も変わってくるんじゃないかな?と思います。
子育に正解はなし。子供と一緒に叱り方も学んでいこう
やっちゃいけない子供の叱り方について、自分の経験をもとにまとめてみましたが、顔が違うのと同じく子育てだってそれぞれです。
親子で経験して学びながら、失敗しながら反省して、見つけていければいいですね。お互い頑張りましょう^^