子育ては大変ですが、特に2歳半から3歳の頃って我儘になる気がしませんか?
その子の性格にもよりますが「我が強い子」なんてついつい思われがち。
どうすればいいの?なんでこうなるの?
実はこれにはちゃんとした理由がありますのでまとめました。
そもそも3歳の子育てはなにが大変なの??
早い子で2歳頃から子供が駄々をこねたり「いやいや」が多くなったりしていませんか?
これは第一次反抗期の始まりのサインだと言われています。
子供が自分の意志を出し始め、親からしてみれば、やってはいけない事をし始める時期がちょうど3歳位なんです。
友達と遊んでいても、好きなおもちゃを勝手にとったり、思うようにいかないと相手を押し倒したり、下の子が出来ると、しきりにママに甘えてきたり、自分に気を留めてもらおうとする。
そんな行為が多くみられませんか?
3歳位の頃の子供は、まだ語彙数がたりませんので、言葉で自己表現が出来ません。
そのためについつい乱暴な子だとか、我の強い子だと思われがちですが、この第一次反抗期は子供にとってとても大切な時期なんです。
自己形成をしていくうえでとても重要なポイント地点なのです。
うちの子も自我がとても強い子でした。
スーパーに行けば、買いたい物を買ってもらうまでその位置を動かないどころか、挙句の果てには床に寝てしまい、駒の様に回ってしまい、泣き出していました。
私はそのたびに息子を担ぎ外へ出て、次のスーパーへ行くという事を繰り返していました。
家にいるのが嫌いな子で、外へ出たがって大きな声で鳴きまわったので、考えた挙句に弁当を作り朝の9時から夜の18時まで公園から公園に移動する事です。
とてもエネルギーのある、我の強い子で譲らないのです。
ある時など家に帰る、帰らないで夜の7時まで子供と自転車を境に、にらみ合いをして家に帰った時には主人も心配していたほどです。
ある意味戦っている気分でした。
そして、疲れ果てた私は主人にまかせました。
すると、今度は主人がちょっと目を離した隙に、池の鯉を取るために、2回も池にジャンプしてずぶぬれで帰ってきたこともありました。
月曜日には風邪で病院に連れていくわけなんですが、今となっては笑い話です。うちの子の反抗期は台風の様に過ぎていきました。
3歳の子育ては大変!それでも重要な理由って??
くりかえしますが、第一次反抗期は、自我を形成するのにとても重要な時期です。
なぜなら自分の意志を表現できずに感情を抑圧する子になってしまうと、徐々に本来の感情を抑える事を覚えてしまいます。
その結果、内向的な子になりがちなんだそうです。
元々そういう性格の子供なら特に問題はないのだけれども、自我の形成を邪魔しては後々、色々な問題行動を起こしてしまいます。
私は反抗期はあった方がいいけれども、うちの子は自我が強い子なんだという事は、赤ん坊の頃からある程度覚悟はしていました。
(うちの子と性格の似ている子の3歳の頃の状況を思い出して、その後のその子の状況をある程度知っていたので、自己主張が強いタイプの子供なんだという事も想像していましたので)
もちろん、それとは逆の静かなお子さんもいます。
そういう子には、反抗期がないからといって、そんなに心配をしなくていいんじゃないかなと思います。
(日頃から自分の子供の性格をしっているのは、お母さんなので)
「三つ子の魂百まで」という諺もありますし、その子と真剣に向き合っていくことが各々のベストだと思います。
3歳子育ての大変さはこれでクリア!すぐにできる対処
・反抗期の必要性を頭に入れて接する(反抗期は自我の成長に必要です)
・反抗期だからといって何でもしていいわけじゃなく、やっていい事と悪いことはきちんと教える
・泣いても許してはいけない事は、その時にきちんとしつけをする。
・反抗期はずっと続くわけではない事を頭にいれておく。
(いつまで続くの?と大声をあげたい事もありますが)
・自分が疲れたと感じた時は、周りに助けを求める
(ご主人、ママ友でもいいので考えましょう)
・叱った後には抱っこをしたりしてスキンシップをはかる。
・お母さんが疲れたら、関係性がますます悪くなるので休める時は遠慮なくやすむ。
・子供とどこまでも付き合う覚悟をもつ(反抗期はいつか過ぎ去りますから)
子供はお母さんをよく見ています。
試し行為もありますが、毅然とした態度で接するけれども、見捨てたりはしないという気持ちで接すれば、それは子供に伝わり、3歳後の親子関係に影響してくるかもしれません。
まとめ
3歳児の子育ては大変だと言われますが、これは人それぞれだと思います。
子供の顔が皆違うように、性格もそれぞれ違います。
生まれつき静かな性格の子もいればアクティブな子もいます。
子供を3人育てた経験のあるママならわかりやすいでしょう。
同じ子育てをしているのに、それぞれ違っていませんでしたか?
その子に合った子育てはお母さんが一番身近でみててわかるとは思いますが、お母さんがゆとりをもって育てられればいいですね。
疲れた時は誰かに頼む事も視野に入れ、柔軟にゆとりを持って楽しみましょう。